2008年10月5日、「戦争を語り継ごう」メーリングリスト(ML)神戸オフ会開かれ、私は講演会と懇親会に参加しました。内容は、まさにタイトルどおり「スライドと靖国グッズで靖国ガイドを再現」していただき、居ながらにして楽しく靖国神社の見学と勉強をさせていただいた気持ちです。
私は最初、長谷川さんの講演タイトル「東京の戦争遺跡・靖国神社を語る」を見て、「戦争遺跡・靖国神社」という表現に少し違和感を感じたのですが、今回のご講演をお聞きして納得できました。
つまり、「戦争遺跡」というのは戦争体験者に代わって「平和のための語り部」として研究・保存されていると思っていたので、戦時中日本人の戦意高揚を図っていた靖国神社が、何故「平和の語り部」なのか理解できなかったのです。でも、長谷川さんのお話の中で「・・靖国への批判的精神さえしっかりしていたら靖国神社は素晴らしい戦争遺跡だ。戦時を追体験できる素晴らしい空間だ。スタンスさえしっかりしていたら右翼の人たちの前でもどうどうとガイドが出来る。」というお言葉(そのままではないですが)やその「批判的精神」の中身をとても分かりやすいオリジナルレジメによって解説され、「平和施設にはなれなくても平和教育には大いに役立つ」ということに納得できました。
また、全国で戦争遺跡ガイドは増えているが、靖国神社のガイドは靖国の特殊性もあってなかなか養成できず増えないとのこと。でもそんな中で我がMLの若手ホープ石橋星志さんは、長谷川さんとはまた違ったガイドぶりで活躍されているとのこと。親睦会の席では、私たちの前でも、若者でしか表現できないエネルギッシュな、そしてしっかり自分の身に引き寄せた名ガイド振りを見せてくださり感動しました。
いつかぜひ長谷川さん・石橋さんペアのガイドによる靖国フィールドワーク付きオフ会を計画していただけたらいいなと思いました。
へ
|