晴天の日の早朝に採取し、薬草が変化しないようになるべく早く乾かす。1日目は日干しし、2日目からは、陰干しをする。
- 丁寧に水洗いし、水分をふきとる。( ポリエチレンの袋は、水分が逃げないので使用しない。)
- 風通しの良い場所を選び、敷物の上で十分乾燥させる。全草の場合は、風通しの良い日陰に吊し、乾燥させる。
薬草の多くはタンニンを含むので、水溶性の塩をつくりやすい鉄容器は避け、酸化しない陶器やガラス性コーヒーポット、アルミ合金製のやかんを使用する。
- 薬草一日量を水500Nに入れ、弱火で約20分〜30分煎じる。(芳香性のある薬草は5〜6分)
- 火を止めていったんろ過する。(ガーゼ2枚ほどでろ過するとよい)
- 残った薬草にもう一度熱湯を加える。
- 再びろ過する。
- 2と4の薬液を合わせる。
- 3回に分ける。
薬効成分は少しずつ分解、揮散するので保存年限は、1年を目安とする。
- ハッカなどの芳香性の薬草は、ビンに入れて密閉し、冷暗所に置く。
- 薬草名、採取年月日を必ず記入する。
- 干し上がった後湿気を吸わない薬草は、紙袋に入れて吊すか、茶筒に入れて保存する。