井手の四季−−春・夏


井手の四季−−春

「今年のタケノコはどうや?」
この声で、井手の春は始まる。

私たちの住む井手町には、都会で失われつつある自然に恵まれています。
玉川・南谷川の上流には緑豊かな山林があり、ホトトギスの鳴声が、小川のせせらぎが、春を告げます。
地蔵禅院のしだれ桜や、玉川沿いの桜、山吹きなど花々もいっせいに咲きはじめ美しい春の息吹を感じさせてくれます。

 春といえば『さくら』桜といえば、『玉川堤の桜』と言われるくらいに有名になった『玉川堤の桜』。
桜の一番の見頃には、井手町桜まつりが盛大に催され、多くの人たちがカメラを友にして井手町に足を運び桜を満喫しています。

井手のタケノコは豊かな土壌で農家の人々の細かい愛情によってすくすく育ちます。
春の訪れとともに丁寧に収穫された朝堀りタケノコは、その味の豊潤さから珍重され、多くのファンを持っています。
タケノコのセリ市のにぎやかな声とともに、農家では、田植え、お茶摘みと忙しい日々が始まります。
タケノコ
やまぶき 玉川に井手町の花『やまぶき』が咲き、土手のあちこちを黄金色に染める5月。
“駒とめて なほ水かはむ山吹の 花の露そふ いでの玉川”と藤原俊成がウットリと見とれた情景が、
今も玉川畔に残り、散策に訪れる人たちでにぎわいます。

井手の四季−−夏

「さあっ!夏休みだ!」と元気よく校門を飛びだす子どもたち。
待っているのは、水遊び、昆虫採りと、自然がいっぱいの夏の遊び。

山並みが木津川に迫り、その間をぬうように水田風景がひろがります。
青い空と田んぼの緑、ゆったりとした水の流れ、そんな自然の中を元気に走りまわる、夏休みの子どもたち。
麦わら帽子とスイカ、風鈴とうちわ、そんな姿がよく似合う井手の夏です。

小学校のプールで、はしゃぐ声が聞こえはじめると夏です。水しぶきと戯れる子どもたちの顔は、 まぶしいくらい輝きます。もぐったり、泳いだり、水をかけたったり、子どもたちは遊びをみつけだす名人です。

昼の暑さが少しやわらいぎ、夜の涼しさにホッとひと息つく頃、南谷川の清流にはホタルが飛び交います。
乱れ飛んだり、一ぴき二ひきが消えいる様な光を放ちながら飛ぶ様子は、しばらく時間を忘れてしまうくらい幻想的で美しく、夏の夜を魅力的にします。
ホタル
昆虫 まちでは百貨店でしか手に入らないという昆虫と、井手町では今でもすぐ近くで親しめます。カブトムシ、ゲンジ(クワガタ)など、子供たちが欲しがる殆ど 全ての昆虫がいます。
照りつける太陽の下、子供たちの目はイキイキと輝いています。

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